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WRIST PAIN

手首の痛み

手首の痛みは、大きく分けて「使いすぎによる負荷」と「怪我や病気」によって生じます。
反らせると痛む場合は捻挫や骨折などの外傷が疑われます。

院内の様子

親指の使いすぎによる腱鞘炎から、転倒による骨折、骨や関節の病気まで、手首の痛みにはさまざまな原因があります。気になる症状はお早めに北千住整形外科へご相談ください。

CHECK

このような症状はありませんか?

物を掴むときに手首が痛む
親指を不意に動かすと手首に強い痛みが走る
手を大きく開けない
スマートフォンの操作がしづらく、手首にも痛みを感じる
手首まわりに常に痛みがある

手を酷使したことによる痛みでは、特に親指の使いすぎで腱鞘に炎症が起こるケースがみられます。
明らかな外傷がなく痛みを感じる場合には、骨や関節に関わる病気が隠れていることもあります。

CAUSES

手首の痛みの主な原因

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎):親指の使いすぎで手首の親指側の腱鞘が炎症を起こす疾患

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷):手首の小指側にある軟骨や靱帯が損傷し、痛みや可動域制限を起こす疾患

ガングリオン:手首や手の甲に発生するゼリー状の腫瘤で、痛みやしびれの原因となることがある

手根管症候群:手首の中を通る正中神経が圧迫され、手のしびれや痛みを起こす疾患

橈骨遠位端骨折・舟状骨骨折・月状骨脱臼などの外傷:転倒時に手をついた際に発生しやすい骨折や脱臼

DISEASES

手首の痛みを引き起こす代表的な疾患

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

親指の使いすぎで、手首の親指側の腱鞘に炎症が起こる疾患

手首の親指側にある腱と、それを包む腱鞘に炎症が起こり、痛みが生じる病気です。親指を伸ばす2本の腱(短母指伸筋腱と長母指外転筋腱)が通る部分に負担がかかることで発症します。重い荷物を持ち上げる、雑巾を絞る、スマートフォンを長時間操作するなどの動作で痛みが強くなることが多くみられます。母指CM関節症と痛みの場所が近いため、診断には注意が必要です。

写真:ドケルバン病

主な症状

  • 親指側の手首に痛みや腫れがある
  • 親指や手首を動かすと痛みが増す
  • 重い物を持つ、雑巾を絞る、スマホ操作などで悪化する
  • 進行すると安静時にも痛みが続くことがある など

検査

問診・診察でどの動作で痛みが出るか、症状の出るタイミングを確認します。親指を握り込み手首を小指側に曲げて痛みが出るかをみるフィンケルシュタインテストで診断を補助し、エコー検査で腱や腱鞘の腫れ・炎症をリアルタイムに確認します。X線検査で骨や関節の異常の有無を確かめ、母指CM関節症との鑑別を行います。

治療

まず痛みを和らげ、日常生活に支障が出ないよう保存療法を中心に行います。親指や手首を安静に保ち、サポーターやスプリントで負担を減らし、薬物療法(消炎鎮痛薬・湿布)で炎症と痛みを和らげます。症状が強い場合は腱鞘内へのステロイド注射で改善が期待できます。保存療法で改善しない場合は腱鞘切開術が検討されるため、適切な医療機関をご紹介します。

キーンベック病(月状骨無腐性壊死)

手首の骨(月状骨)の血流が悪くなり、骨が弱くなっていく疾患

手首の骨のひとつである月状骨の血流が悪くなり、骨が弱くなって崩れていく病気です。進行すると手首の痛みや動きの制限が現れ、日常生活や仕事に支障が出ることがあります。早期の段階では痛みが軽く、はっきりした外傷がないため見逃されやすい病気ですが、適切な診断と治療がとても大切です。

主な症状

  • 手首中央付近の痛み
  • 手首の腫れや動かしにくさ
  • 握力の低下
  • 手首を曲げ伸ばしすると強い痛みが出る
  • 進行すると可動域制限や変形がみられる など

検査

問診・診察で痛みの部位、発症経緯、日常生活への影響を確認します。X線検査では初期に異常が分かりにくい場合があるため、月状骨の血流状態や壊死の程度はMRI検査で詳しく評価します。骨の崩れや変形の進行度の確認にはCT検査を用います。

治療

進行の程度によって治療が異なります。保存療法では、装具やシーネによる安静・固定で進行を抑え、薬物療法で炎症と痛みを軽減し、理学療法で作業・スポーツ動作の制限や生活指導を行います。進行例では、月状骨への負担を軽減する手術や血流を改善する骨移植術、関節固定術などが検討されるため、連携する医療機関をご紹介します。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)

手首の小指側にある軟骨・靱帯の損傷。ひねる動作で痛みます

手首の小指側(尺側)にある三角線維軟骨複合体(TFCC)が損傷し、痛みや不安定感を引き起こす疾患です。転倒やスポーツ(体操、テニス、野球など)で手を強くつく動作や、繰り返しの負荷によって発症することが多く、交通事故や仕事中の外傷でもみられます。この部分は手首の安定性に関与しているため、損傷すると日常生活にも影響が出やすくなります。

図:TFCC損傷

主な症状

  • 小指側の手首(尺側)に痛み
  • 手首をひねる動作や荷重動作で痛みが増す
  • 手首の可動域制限、握力低下
  • ドアノブを回す、ペットボトルを開ける動作で痛みが出る など

検査

問診・診察で発症状況、痛みが出る動作、日常生活への影響を確認します。X線検査で骨配列や尺骨突き上げ症候群の有無を確認し、エコー検査で損傷部位や炎症状態をリアルタイムに評価します。損傷の有無や程度の精密な確認にはMRI検査を行います。

治療

手首の安定化を目的としたサポーター・装具を使用し、薬物療法で炎症と痛みを軽減します。理学療法(リハビリ)では前腕・手関節周囲の筋力強化と可動域回復を行い、負担を減らします。痛みが強い場合は関節内へのステロイド注射を行うことがあります。保存療法で改善がみられない場合や尺骨突き上げ症候群を合併する場合は、関節鏡手術や尺骨短縮術が検討されるため、適切な医療機関をご紹介します。

尺側手根伸筋腱炎・腱鞘炎

手首の小指側の腱の炎症。急に強い痛みが出ることもあります

手首の小指側(尺側)にある尺側手根伸筋腱が炎症を起こし、痛みや動かしにくさが生じる病気です。テニス、ゴルフ、野球などのスポーツや、日常生活での繰り返しの手首使用が原因となります。急に発症することもあり、その場合は手首をほとんど動かせないほどの強い痛みが出ることもあります。

主な症状

  • 小指側の手首(尺側)の痛み
  • 手首を動かしたときに「カチッ」と音が鳴ることがある
  • お釣りを受け取るように手を伸ばす動作で痛みが出る
  • 症状が強いときは手首をほとんど動かせないことがある など

検査

問診・診察で痛みの出る動作やタイミング、発症のきっかけを詳しく伺い、腱の滑走障害や腱鞘の肥厚、腱の脱臼傾向がないかを確認します。動的エコー検査で腱の動きをリアルタイムに観察して炎症部位や腱の脱臼を確認し、X線検査で骨や関節の変形、他の手関節疾患を除外します。

治療

腱の動きを制限する専用サポーターやスプリントによる安静と、スポーツ動作・日常動作の中で腱に負担がかかる動作の見直しを行います。腱鞘内の炎症が限局している場合は、エコーガイド下で正確な位置にステロイド注射を行います(複数回必要な場合は間隔を十分に空け、腱損傷のリスクを避けます)。腱鞘の狭窄や腱の脱臼が強い場合は手術が検討されるため、専門医療機関をご紹介します。

橈骨遠位端骨折

転んで手をついた際に多い、手首の付け根の骨折

手首の付け根(橈骨の先端部分)が折れる骨折で、転倒して手をついた際に多く発生します。特に50歳以上の女性や骨粗鬆症のある方に多くみられますが、若い方でもスポーツや交通事故などで起こります。「転んで手をついたら手首が腫れて動かせない」「外見は変わらないが痛みが長引く」といった場合は早急な受診が必要です。放置すると骨がずれたまま癒合し、手首の変形や動きの制限が残ることがあります。

図:橈骨遠位端骨折

主な症状

  • 手首の強い痛み
  • 手首の腫れ・変形
  • 指の動かしにくさ
  • 押すと鋭い痛み
  • 転倒や外傷後に手首がうまく動かせない など

検査

骨折のずれ(転位)の有無や関節内骨折かどうかで治療方針が変わります。問診・診察で転倒の状況や痛みの部位、手首の動きを確認し、X線検査で骨折線・ずれ・角度・粉砕の有無を評価します。関節面に及ぶ骨折や複雑骨折はCT検査で精密に評価します。特に中高年女性では、再発予防と骨癒合促進のため骨粗鬆症の評価を強くおすすめします。

治療

骨のずれが少ない場合は保存療法を行います。麻酔下整復で骨の位置を正しく戻し、ギプス固定(約4〜6週間)で経過を観察します。ギプス除去後は着脱可能なスプリント装具で日常生活を再開し、早期からリハビリテーションで可動域訓練を行い、手首の動きや握力を回復させます。ずれが大きい場合や関節内骨折の場合は手術が必要となるため、専門の医療機関をご紹介します。

舟状骨骨折

「捻挫」と間違われやすい、手首の親指側の骨折

転倒して手をついた際に起こりやすい、手首の親指側にある舟状骨という骨の骨折です。特に若い方やスポーツをされる方に多くみられますが、初期には腫れが目立たず「捻挫」と間違われることも少なくありません。舟状骨は血流が乏しい部分があるため、放置すると骨がくっつかない偽関節となり、手首の変形や長引く痛み、可動域制限の原因となることがあります。早期診断と適切な治療が大切です。

主な症状

  • 手首の親指側(橈側)に痛みや腫れがある
  • 手首を動かすと痛みが増す
  • 握る、ひねる動作で痛みが強くなる
  • 初期には腫れが目立たず、捻挫と間違えられることがある など

検査

舟状骨骨折はX線で写りにくい骨折として知られています。問診・診察で受傷の経緯や痛みが出る動作を確認し、舟状骨部の圧痛の有無を調べます。X線検査で骨折線やずれを確認し(初期は異常が見えないことがあります)、必要に応じてCT検査で骨の状態を詳しく評価します。MRI検査は骨折や血流の有無を早期に評価でき、偽関節のリスク予測にも有効です。

治療

骨のずれが少ない場合は、親指も含めたギプス固定(母指スパイカ固定)を約6週間を目安に行います。固定中も肩や肘、指の動きは維持するようリハビリを行います。ずれが大きい場合や早期復帰を希望される場合は、小さな切開でスクリューを用いて骨を固定する手術が検討されるため、適切な医療機関をご紹介します。

手根靭帯損傷

手根骨をつなぐ靭帯の損傷。見逃されやすく、痛みが長引きます

手首には、舟状骨を含む8つの小さな手根骨が連なっており、それぞれの骨同士は靭帯で結ばれています。この靭帯に損傷が生じると、手首の安定性が低下し、痛みや動きの制限が現れることがあります。転倒して手をつく、強く手首を打ちつける、スポーツでの衝撃などが主な原因です。受傷直後は腫れや痛みがみられますが、時間が経っても症状が残ることがあり、見逃されやすいのが特徴です。

主な症状

  • 手首の腫れや痛みが続く
  • 手首をひねる、つく、持ち上げる動作で痛みが悪化する
  • 握力低下や可動域の制限
  • 腫れが引いた後も違和感が長く残る など

検査

通常のX線検査では発見しにくい場合があり、痛みが長引く際にはより精密な検査が必要です。問診・診察で受傷状況、痛みの部位、動作時の症状を確認し、X線検査で骨折や骨配列異常の有無を確認します(明らかな靭帯断裂で骨間が開く場合もあります)。骨の位置関係はCT検査、靭帯や周囲軟部組織の状態はMRI検査で詳細に確認します。

治療

軽度〜中等度の損傷では、手関節の安静と固定(ギプスまたは装具)を行い、薬物療法で炎症と痛みを抑えます。固定後は手関節の安定性回復を目的としたリハビリを行います。高度損傷や不安定性が残る場合は靭帯の修復術・再建術が検討されるため、適切な医療機関をご紹介します。

変形性手関節症

過去の骨折などが原因で手関節に変形が生じ、痛みが出る疾患

手首の痛みや動かしにくさ、「後ろに手をつくと痛む」といった症状がある場合、手関節に変形が生じている可能性があります。原因としては、橈骨遠位端骨折や舟状骨骨折など過去の骨折の後遺症が多くみられます。また、「骨折はなかった」と診断された外傷後に徐々に変形が進行する場合や、明らかな外傷歴がなく発症するケースもあります。

主な症状

  • 手首の痛み(特に荷重時や反らす動作で悪化)
  • 手首の動きが硬くなる、可動域制限
  • 手首の腫れや変形
  • 握力の低下
  • 手をつく、物を持つなどの日常動作で痛みが出る など

検査

過去の外傷や靭帯損傷が背景にあることが多いため、詳細な病歴確認と画像診断が重要です。問診・診察で発症時期、過去の外傷歴、症状の経過を確認し、X線検査で関節裂隙の狭小化、骨棘、骨の変形を評価します。関節面の変化はCT検査、軟骨や靭帯の状態・滑膜炎の有無はMRI検査で確認します。

治療

軽度〜中等度の場合は保存療法を行います。装具療法で手首の安定性を保って痛みを軽減し、薬物療法で炎症と痛みをコントロールします。理学療法(リハビリ)で関節の可動域を保ち、周囲の筋肉を強化して負担を減らします。保存療法で改善しない高度な変形では手術が検討されるため、連携する医療機関をご紹介します。慢性例ではPRP療法などの再生医療が選択肢となる場合があります。

変形性遠位橈尺関節症

手のひらを返す動きを担う関節の変形。ドアノブを回すと痛みます

前腕は橈骨と尺骨という2本の骨からなり、その先端部分が遠位橈尺関節を形成しています。この関節は手首の回内・回外運動(手のひらを表裏に返す動き)に重要な役割を果たします。ここに変形が生じると、「ドアノブを回すと手首が痛い」「手をつくと小指側の手首に痛みが出る」「小指側の手首の骨が出っ張ってきた」といった症状が現れ、日常生活に支障が出ることがあります。

主な症状

  • ドアノブを回す動作で手首が痛む
  • 手をつくと小指側の手首に痛みが出る
  • 小指側の手首の骨が出っ張ってきた
  • 手首の回内・回外動作が制限される
  • 握力低下 など

検査

橈骨遠位端骨折や尺骨突き上げ症候群などの外傷歴が背景にあることが多いため、詳細な病歴と画像診断が重要です。問診・診察で痛みの部位、発症時期、日常生活での制限を確認し、X線検査で関節裂隙の狭小化、骨棘形成、尺骨の突出の有無を評価します。骨の変形はCT検査、滑膜炎や靭帯・軟骨の状態はMRI検査で確認します。

治療

軽度〜中等度の場合は、装具療法で手首の安定性を保ち、薬物療法で炎症と痛みをコントロールします。注射療法(関節内ヒアルロン酸注射)で炎症を軽減し、動きを改善することもあります。高度な変形や保存療法で改善しない場合は、尺骨短縮術などの手術が検討されるため、連携する医療機関をご紹介します。

有鉤骨鉤骨折

ゴルフや野球などで起こりやすい、手のひらの付け根の骨折

手首と手のひらの境目にある突起部分(有鉤骨鉤)が折れる骨折です。スポーツでの衝撃や転倒、手をついた際の強い負荷などが原因で発症します。物を握ったときや手をついたときに痛みが出るのが特徴で、ゴルフ、野球、ラケット競技など手首や手のひらに負荷がかかるスポーツで多くみられます。

主な症状

  • 握る動作で手首〜手のひらに痛み
  • 手をついたときの痛み
  • 手のひらの小指側に圧痛
  • 握力低下
  • 指のしびれ(尺骨神経の圧迫による) など

検査

通常のX線では見落とされやすい骨折の一つです。問診・診察で受傷時の状況、痛みの部位と動作を確認し、X線検査では有鉤骨鉤を写し出す特別な角度で撮影します。骨折線や骨片の位置はCT検査で立体的に評価し、周囲軟部組織や神経への影響はMRI検査で確認します。

治療

保存療法ではギプスまたは装具固定で6〜12週間安静を保ち、骨の癒合を待ちます。痛みが軽減してきたら徐々に可動域訓練を開始し、スポーツや重労働は骨癒合が確認できるまで制限します。スポーツ選手や職業上早期復帰が必要な方では骨片摘出術が選択されることがあるため、適応を慎重に判断のうえ、必要に応じて専門医療機関をご紹介します。

尺骨突き上げ症候群

尺骨と手根骨の衝突で軟骨損傷や炎症が起こる疾患

前腕の尺骨と手首の手根骨が衝突し、軟骨を損傷したり関節に炎症が生じる疾患です。ドアノブを回す、雑巾を絞る、手首を強くひねる動作などで痛みが出やすく、必ずしも外傷がきっかけとは限りません。明らかな怪我がなくても小指側の手首に痛みがある場合は、この疾患の可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

主な症状

  • ドアノブを回すと痛い
  • 雑巾を絞る、フライパンを持つ動作で痛み
  • 小指側の手首に腫れや違和感
  • 手首の可動域制限
  • 握力低下 など

検査

関節構造や靭帯・軟骨の損傷状態の確認が重要です。問診・診察で痛みが出る動作や日常生活での支障を確認し、X線検査で尺骨の突き上げ度合いを評価します。軟骨損傷や炎症の状態はMRI検査、骨の形状や衝突の程度は必要に応じてCT検査で立体的に評価します。

治療

軽度〜中等度の場合は、手首の小指側への負荷を軽減する装具療法薬物療法(消炎鎮痛薬)、前腕〜手首の安定性を高める理学療法を行います。保存療法で改善がみられない場合は、尺骨短縮術や関節鏡下手術が検討されるため、連携する医療機関をご紹介します。

ガングリオン

手首の甲などにできる、関節液が溜まった良性の腫瘤

関節や靭帯の周囲にある軟部組織が破綻し、内部に関節液や滑液が溜まって嚢胞(袋状の腫瘤)を形成する良性の腫瘤です。手首の甲側にできることが多く、特に若い女性に多くみられますが、手のひら側や指、足にも発生することがあります。手首を内側に曲げたときに痛みが出たり、腫瘤が目立つようになる場合があります。痛みがない場合も多く、偶然見つかることもあります。

写真:ガングリオン

主な症状

  • 手首や指の付け根にしこり(腫瘤)ができる
  • 手首を動かすとしこりの大きさが変わることがある
  • 腫瘤を押すと圧痛がある場合もある
  • 神経圧迫によるしびれや感覚異常(まれ)
  • 腫瘤部位の動かしづらさや違和感 など

検査

良性の腫瘤ですが、他の腫瘤性病変や腫瘍との鑑別が必要です。しこりの部位・経過・痛みの有無を確認し、触診で弾性・可動性・圧痛を確かめます。エコー検査で内容物の性状や神経・血管との位置関係を確認し、必要に応じてMRI検査で内部構造や周囲組織との関係を詳しく評価します。

治療

痛みや神経症状がなく、日常生活に支障がない場合は経過観察で問題ありません。症状がある場合は、内部の液体を吸引して腫瘤を縮小させる穿刺吸引を行うことがあります。繰り返し再発する場合や神経圧迫など強い症状がある場合は、嚢胞を摘出する手術が検討されるため、適切な医療機関をご紹介します。

監修:北千住整形外科 院長 | 最終更新日:2026年8月21日 | 監修日:2026年8月21日

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