ホーム

診療時間

診療時間
9:00〜13:00
最終受付12:45
15:00〜18:30
最終受付18:15

※最終受付:午前12:45/午後18:15
※休診日:木曜、土曜午後、日曜、祝日はお休みをいただいております
※臨時休業などはお知らせ欄をご確認ください

GOUT

痛風

足の親指の付け根が突然腫れて激痛が走る——血液中の尿酸が過剰になることで起こる「痛風発作」のサインです。
健康診断で尿酸値が高いと指摘された方も要注意です。

院内の様子

痛風は発作の痛みだけでなく、腎障害や動脈硬化など将来の健康リスクにも直結する病気です。痛みのない時期にも関節内に尿酸結晶が残っている可能性があるため、継続的な治療と尿酸値の管理が重要です。当院で管理ができますので、お気軽にご相談ください。

ABOUT

痛風とは

痛風は、血液中の尿酸が過剰になることで起こる疾患です。医学的には「高尿酸血症に起因する急性関節炎」と定義され、特に男性に多く、中年以降での発症が目立ちます。

尿酸は、体内のプリン体という物質が分解されてできる老廃物の一種です。通常は腎臓から尿として排出されますが、食生活の乱れや飲酒、肥満、ストレス、遺伝的体質などの影響で尿酸値が慢性的に高くなると、血液中の尿酸が飽和状態となり、針のような尿酸結晶が関節内に析出します。この結晶を免疫細胞が異物と認識して激しい炎症反応を起こすのが「痛風発作」です。

図:痛風発作の好発部位

痛風発作の特徴

  • 発症は突然で、夜間や明け方に多い
  • 足の親指の付け根に強い痛み・腫れ・発赤が出現
  • 歩行困難なほどの激痛
  • 数日〜1週間ほどで軽快することもあるが、再発を繰り返す

好発部位:足の親指の関節・足首・膝・くるぶし・肘など。左右対称でなく、片側の関節に急性発作として起こることが多いのが特徴です。

放置すると起こる合併症

  • 腎障害(痛風腎):尿酸結晶が腎臓にも沈着し、腎機能が低下
  • 尿路結石:尿酸が尿中に析出し、結石の原因に
  • 動脈硬化・高血圧・心疾患・脳血管障害:高尿酸状態が血管機能に悪影響

健康診断で「尿酸値7.0mg/dL以上」を指摘された方は高尿酸血症とされ、発作の有無にかかわらず注意が必要です。無症状でも予防的治療や生活改善を行うことが、将来の関節炎や腎障害の予防につながります。

CAUSES

痛風の主な原因

痛風は、尿酸が過剰に作られたり、腎臓からの排泄が不十分になったりして、血液中に尿酸が蓄積すること(高尿酸血症)で引き起こされます。

プリン体の摂りすぎが引き金に:プリン体を多く含む食品(レバー、白子、魚卵、ビールなど)を頻繁に摂取する食生活は、尿酸値の上昇に直結します。また、脂質や糖質の過剰な食事は内臓脂肪の蓄積を招き、尿酸の排泄機能も弱めてしまいます。

生活習慣もリスクに:アルコールの過剰摂取(尿酸の排泄を妨げます)、運動不足、肥満、ストレス、脱水、遺伝的体質など、さまざまな要因が関係します。痛風は長年の生活習慣の積み重ねで発症する「生活習慣病」のひとつであり、バランスの取れた食事・適度な運動・十分な水分摂取・節酒など、日々の見直しが予防の第一歩です。

RISK

痛風になりやすい方の特徴

プリン体の多い食品(内臓系・レバー・魚卵・エビ・カツオなど)をよく食べる
アルコール、特にビールをよく飲む
甘いジュースや清涼飲料水を日常的に飲む(果糖は尿酸の合成を促進)
30歳を超えた男性
家族に痛風の既往がある
強度の高い運動を日常的に行っている
水分補給が不十分
内臓脂肪が多い(肥満気味)
ストレスが多い・溜め込みやすい

痛風は「贅沢病」と言われることもありますが、現代では誰でも発症しうる身近な疾患です。当てはまる項目が多い方は、健康診断での尿酸値チェックや医療機関でのご相談をおすすめします。

TREATMENT

痛風の治療

治療の最も重要な目標は「尿酸値を下げること」です。痛みの原因である尿酸結晶を体内に蓄積させないようにし、発作の再発を防ぎます。発作が起きていないときでも治療を継続することが何より大切です。

1. まずは生活習慣の見直しから

  • プリン体を多く含む食品を控える:肉類や魚卵、内臓系の食材、アルコール(特にビール)を減らす工夫をしましょう
  • バランスの取れた食事:野菜や海藻類を適度に摂取します。尿がアルカリ性に傾き、尿酸が尿に溶けて排泄されやすくなるとされています
  • 水分をしっかり摂る:尿量を増やして尿酸の排出を促します。1日2リットル以上が目安です(腎疾患のある方は主治医にご相談ください)
  • 肥満の改善・運動習慣の見直し:急激な減量や激しい運動は発作の引き金となるため、適度な運動の継続が効果的です

2. 尿酸値が下がらない場合は薬物療法へ

生活改善だけでコントロールできない場合は、内服薬による治療を開始します。初期の薬物治療では尿酸値の急激な変動により発作が誘発されることもあるため、医師の指示に従い段階的に進めます。

  • 尿酸の生成を抑える薬(アロプリノールなど)
  • 尿酸の排泄を促進する薬(ベンズブロマロン、プロベネシドなど)
  • 発作時の炎症を抑える薬(NSAIDsやステロイド)

3. 治療は「発作がない時期」こそ重要

痛風は、痛みがある時だけ治療すればよい病気ではありません。発作が落ち着いていても、尿酸結晶が関節や腎臓に残っている場合があります。これをしっかり排出させるには、継続的な治療と尿酸コントロールが不可欠です。尿酸が長期間高い状態が続くと、腎障害・尿路結石・動脈硬化・高血圧・心血管疾患など、命に関わる合併症を引き起こす可能性もあります。尿酸値を安定させ続けることが、痛風治療の要です。

FAQ

よくある質問

Q痛風発作の痛みはどれくらい続きますか?

A初回の発作では、激しい痛みが1〜2日続き、その後徐々に和らいで1週間程度で治まることが多いです。ただし放置していると再発の間隔が短くなり、次第に痛みが長引くようになります。

Qビールを飲まなければ痛風になりませんか?

Aビールはプリン体が多く尿酸値を上昇させやすい飲み物のひとつですが、ビール以外のアルコールやジュース類も代謝に影響を与えるため、アルコール全般・甘い飲料の過剰摂取に注意が必要です。

Q食事で気をつけるべきポイントは?

Aプリン体の多い食品(レバー・魚卵・エビなど)を控える、脂質・糖質の多い食事を減らす、水分をしっかり摂る(1日2Lを目安)、野菜・きのこ・海藻類を積極的に摂る——バランスの取れた食生活が最も重要です。

Q痛風は完治しますか?

A適切な治療と生活習慣の改善によりコントロール可能な病気です。ただし治療を中断したり生活習慣が乱れると再発リスクが高まります。尿酸値を安定させ続けることが再発予防の鍵です。

Q痛みがない時期も通院する必要はありますか?

Aあります。痛みが出ていない時期にも関節内に尿酸結晶が残っている可能性があるため、数値の改善にかかわらず継続的な治療と通院が必要です。自己判断で治療をやめることは危険です。

監修:北千住整形外科 院長 | 最終更新日:2026年8月21日 | 監修日:2026年8月21日

TEL 24時間
Web予約
LINE LINEから予約
TEL03-0000
-0000
WEB予約24H LINE予約