ホーム

診療時間

診療時間
9:00〜13:00
最終受付12:45
15:00〜18:30
最終受付18:15

※最終受付:午前12:45/午後18:15
※休診日:木曜、土曜午後、日曜、祝日はお休みをいただいております
※臨時休業などはお知らせ欄をご確認ください

HYDRO RELEASE

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)

慢性的な痛みがなかなか改善しない、筋肉や関節が固まったような感じがある——
筋膜どうしの滑りが悪くなった部分に薬液を注入し、動きの改善を目指す注射治療です。

院内の様子

エコーで原因となっている筋膜や神経周囲を正確に狙って行うため、体への負担が比較的少なく、肩こり・腰痛・関節周囲の痛み・神経痛など、さまざまな慢性疼痛への効果が期待できます。まずはお気軽にご相談ください。

ABOUT

ハイドロリリースとは

ハイドロリリースは、筋膜や軟部組織の癒着・滑走不全により引き起こされる痛みや可動域制限に対して、生理食塩水などの薬液を注入することで組織の滑走性の改善を図る治療法です。作用の仕組みは現在も研究が進められていますが、組織の間に薬液が広がって滑りを改善することや、痛みに関わる物質を薄めることなどが関与すると考えられています。「筋膜リリース注射」とも呼ばれ、近年、肩こりや腰痛、関節周囲の痛み、神経痛など、さまざまな慢性疼痛の治療に用いられるようになっています。

エコーガイド下で行うことにより、原因となっている筋膜や神経周囲を正確に狙って注射でき、痛みの軽減や可動域の改善が期待されます。使用する薬剤は主に生理食塩水や局所麻酔薬で、体への負担も比較的少ないのが特徴です。

写真:エコーガイド下注射

従来の局所注射(痛み止めの注射)との違い

従来の局所注射は、鎮痛薬やステロイド剤で炎症を抑え、痛みを一時的に軽減する「痛みを感じにくくする治療」です。一方ハイドロリリースは、筋膜の癒着や滑走不全に直接アプローチし、組織の動きの改善を図ることが目的です。痛みの軽減だけでなく「動きやすさ」の改善を目指す点が特徴です。基本的にステロイドを使用しないため、繰り返しの治療が必要な場合でも副作用のリスクを抑えやすい治療です。

FASCIA

筋膜の役割と機能異常が起こるしくみ

筋膜は、筋肉や内臓、骨、神経、血管など全身の組織を包み込み、つなぎ合わせている薄い膜で、「第二の骨格」とも呼ばれます。筋肉の形を保つ、動きをサポートする(組織間の滑りを良くする)、力を伝達する、組織を保護する、痛みや張りを感じ取る——といった重要な役割を担っています。この筋膜が癒着したり動きが悪くなったりすると、筋肉や関節の動きに制限が出たり、慢性的な痛みやコリの原因となります。

過度な運動や反復動作

スポーツや仕事による繰り返しの動きで一部の筋膜に負担が集中し、摩擦や微細な損傷の蓄積が癒着・硬化を引き起こします。

長時間の同一姿勢

デスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢を続けると、筋膜の一部が縮こまり、滑走が悪くなって血流が低下し、柔軟性が失われます。

外傷や手術後の瘢痕

打撲や捻挫、手術の後に形成された瘢痕組織が筋膜の動きを妨げ、正常な滑走性を損ないます。

加齢や運動不足

加齢や活動量の低下によって筋膜の水分量が減少し、柔軟性を失って硬くなりやすくなります。

筋膜が癒着・短縮・緊張すると…

筋肉の動きの制限、関節可動域の低下、血流・リンパの滞りによる疲労の蓄積、神経周囲の動きの悪化による痛みやしびれ、体のバランスの崩れによる他部位への負担——単なる「コリ」や「痛み」にとどまらず、広い範囲に影響することがあります。

EFFECTS

ハイドロリリースの効果

痛みの軽減

筋膜や筋肉の滑走が改善されることで、神経や血管周囲の環境が整い、肩こり・腰痛・首の痛み・神経痛などの慢性的な痛みの緩和が期待できます。

可動域の改善

癒着によって硬くなっていた筋膜がほぐれることで、関節や筋肉の動きがスムーズになり、「動かしにくさ」や「重だるさ」が改善します。

血流の改善

筋膜の柔軟性が戻ることで血流の改善が期待され、こわばりや疲労感の軽減につながると考えられています。

姿勢や体のバランスの改善

筋膜は全身でつながっているため、局所の改善が姿勢の変化や他の部位の負担軽減にもつながることがあります。

薬剤に頼らない治療

ステロイドなどを使用しないケースが多いため副作用の心配が少なく、繰り返しの施術にも適しています。

INDICATIONS

ハイドロリリースが適応となる症状・疾患

慢性の肩こりや首の痛み
腰痛・お尻の痛み
四十肩・五十肩による可動域制限
膝周囲の痛み(鵞足部・腸脛靭帯周囲など)
坐骨神経痛のような放散痛
筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)
術後や外傷後の瘢痕による運動制限
関節周囲の違和感・こわばり

向かないケース・注意が必要な方

急性炎症が強い方、感染症がある部位への注射、抗凝固薬を服用している方、重篤な糖尿病や基礎疾患がある方は、実施の可否を慎重に判断します。診察時に必ずお申し出ください。

FLOW

ハイドロリリースの施術の流れ

1

診察・評価

医師による診察で痛みや不調の原因を丁寧に見極めます。必要に応じてエコーやX線などの画像検査も併用し、筋膜や神経の癒着・滑走不全の有無を確認します。

2

治療部位の決定とご説明

適応があると判断された場合、注射を行う部位や目的など治療内容にご同意いただいたうえで処置へ進みます。

3

エコーガイド下での注射

エコーで筋膜や神経の位置をリアルタイムに確認しながら、目的の部位に細い針で薬液を注入します。注射は数分で終了し、痛みも最小限に抑えられるよう配慮しています。

4

施術後の確認・アドバイス

注射後はすぐに歩いてお帰りいただけます。症状の変化や可動域の改善を確認し、再発予防やセルフケア、ストレッチについてご案内します。

5

リハビリの併用(希望・必要に応じて)

効果を持続・最大化させるため、リハビリや運動療法を併用することがあります。理学療法士と連携し、状態に応じた個別プログラムをご提案します。

施術後の過ごし方

当日は急な動作や過度な運動を控えて安静に過ごし、入浴はシャワーのみ、飲酒はお控えください。翌日以降は、軽いストレッチやウォーキングなど無理のない範囲で体を動かすことが回復を促進します。注射部位の軽い張りや違和感は数日で軽快しますが、強い痛み・腫れ・熱感が続く場合は当院までご連絡ください。

COST

ハイドロリリースの費用・他の治療との併用・再発予防について

費用について

費用について、詳しくは受付・診察時にお気軽にお尋ねください。

起こりうる副作用・リスク

注射部位の痛み・内出血・腫れのほか、まれに感染、局所麻酔薬によるアレルギー反応、迷走神経反射(一時的な気分不良・めまい)などが起こることがあります。施術後に強い痛みや腫れ、発熱などの異常を感じた場合は、速やかに当院までご連絡ください。

神経ブロック注射との併用

神経の炎症や圧迫による放散痛(坐骨神経痛など)が強い場合は神経ブロック注射が優先されることがあります。ハイドロリリースは局所的な筋膜の癒着・滑走不全に由来する痛みにより有効です。両者は作用のしくみが異なるため、原因が複合的な場合には併用が可能です(同日に複数の注射を行うことは原則として避け、経過をみながら治療スケジュールを調整します)。

再発予防のためにリハビリテーションを

筋膜の癒着が改善しても、日常生活での体の使い方が変わらなければ再び癒着が起こり、症状が繰り返される可能性があります。再発を防ぐには「正しい姿勢を無理なく保てる身体づくり」が重要です。当院では一人ひとりの状態に合わせたリハビリテーションプログラムを提供しており、ハイドロリリース後に一定期間リハビリを継続することで、良い状態を長く維持しやすくなります。

FAQ

よくある質問

Q施術は痛いですか?

A注射部位により感じ方は異なりますが、細い針を使用し、エコーで確認しながら行うことで、痛みを最小限に抑えられるよう配慮しています。必要に応じて局所麻酔を併用しますのでご安心ください。

Q何回くらい受けると効果がありますか?

A1回の施術で効果を感じる方もいれば、数回の継続で改善がみられる方もいます。症状の原因や期間によって異なるため、経過をみながら回数を調整します。

Qステロイドは使いますか?

A基本的には生理食塩水や局所麻酔薬のみで行います。ただし、症状や部位によっては医師の判断で少量のステロイドを使用することがあります。

Q施術後はすぐに運動しても大丈夫ですか?

A当日は過度な運動や長時間の入浴はお控えください。翌日以降は通常の生活に戻れますが、痛みや違和感がある場合は安静にすることをおすすめします。

Q効果がなかった場合はどうなりますか?

Aハイドロリリースが適さない原因で痛みが出ている可能性もあります。必要に応じて画像検査の追加や、神経ブロック注射・リハビリなど他の治療選択肢をご提案しますのでご安心ください。

監修:北千住整形外科 院長 | 最終更新日:2026年8月21日 | 監修日:2026年8月21日

TEL 24時間
Web予約
LINE LINEから予約
TEL03-0000
-0000
WEB予約24H LINE予約